子犬のシャンプーは、健康と清潔を保つために必要不可欠ですが、適切なやり方や注意点を知らないと、特に子犬にはストレスを与えてしまうことがあります。
そこで、トリマーがおすすめする子犬のシャンプーのやり方や注意点、そして事前準備などを解説していきます。
子犬のシャンプーについて知りたい方は、ぜひ最後までお読みください!
子犬にシャンプーをする適切なタイミングとは?

一般的に子犬のシャンプーは、生後60日~90日を過ぎてから、予防接種をした場合は、さらに接種後3~4日間を空けて、体調をみながら行うようにしましょう。
それ以前に、子犬が汚れていて、お手入れをしたい場合は、蒸しタオル等で汚れを拭き取る程度にしましょう。
ワクチンプログラムとの関係
一般的に、子犬のシャンプーは最終ワクチン接種から2週間後以降に開始することが推奨されています。これは、ワクチンによる免疫が確立され、外部環境への抵抗力が十分に備わってからという理由によります。初回ワクチンは生後6-8週齢、2回目は生後10-12週齢、3回目は生後14-16週齢で接種されるのが一般的です。つまり、最も早くても生後16-18週齢(約4-4.5ヶ月)からシャンプーを開始することになります。 ただし、これは一般的な目安であり、個体差や獣医師の判断により前後することがあります。必ず担当獣医師に相談してから開始することが重要です。緊急時の対応
ワクチンプログラム完了前でも、著しく汚れた場合や皮膚トラブルが発生した場合は、獣医師の指導のもとでシャンプーが必要になることがあります。この場合は、最も刺激の少ないシャンプーを使用し、短時間で済ませることが重要です。awamizのような優しい洗浄成分のシャンプーは、このような緊急時にも安心して使用できます。化学的洗浄成分の使用量を大幅に削減し、物理的洗浄特徴により優しく汚れを除去します。トリマーおすすめの子犬のシャンプーのやり方と注意点

①シャンプー前のブラッシングの重要性
シャンプー前には、必ず子犬の被毛をブラッシングし、毛並みを整えましょう。これは、ブラッシングにより、被毛のもつれ、毛玉、汚れ等を取り除くことで、シャンプーの効果を高めるためです。
この時、排泄物が被毛に固くこびりついていたり、硬い目やにがついてる等の場合は、その部分はブラシ、櫛、指等で無理に取り除かずに、予め濡らしたコットンや、タオル等を用いて、ふやかす様にして、シャンプー中に柔らかくなってから取り除くと良いでしょう。
②子犬に合ったシャンプーの選び方
子犬のシャンプーには、刺激が少なく、安全性の高いものを選ぶことが大切です。人間用のシャンプーや石鹸は避け、犬用の皮膚、被毛を考慮して作られたシャンプー剤を使用しましょう。
子犬は特に皮膚が弱い為、それらの事を考慮したシャンプーを選ぶ必要が有ります。
③シャンプー時の、水圧や温度、泡立ち具合はどれくらい?
シャンプーの際には、水圧や温度、泡立ち具合に注意することが重要です。シャワーの水の勢いが強すぎると、水圧や、音で、子犬が不安になり、ストレスを掛けてしまいますので、湯は緩く、弱く出すように配慮して下さい。
また、温度は高すぎても、低すぎても子犬の負担になる可能性があります。
湯温は38°前後で、ぬるま湯程度の暖かさに調整しながら行って下さい。
④目や耳に入らないように注意すること
シャンプーの際には、目や耳にシャンプーが入らないように注意しましょう。目の注意点
目にシャンプーが入ってしまった場合は、キレイな湯を手ですくい、目の中のシャンプー剤をその手からの流水で数回流すようにすると良いでしょう。
それでも目を気にしていたり、目がしっかりと空いていないような場合、または充血しているような場合は、獣医師に相談して下さい。
耳の注意点
仮に、入ってしまったとしても、耳周りのシャンプー剤を濯いだ後に、耳に「フー」と軽く息を吹きかける等すると、ぷるぷると頭を振り、耳の中の水を外に出す為の動作をしてくれると思います。
あとは、シャンプーの濯ぎが終わってからコットンや、タオルなどで耳周りの水気を取り、その後ドライヤーなどで乾かし終わった後に、再度耳の内側を確認して、水気が無ければ、殆どの場合問題はありません。
子犬のシャンプーの事前準備と犬へのアプローチ方法

また、犬に対するアプローチ方法も重要です。
以下で詳しく説明します。
シャンプー場所の選び方と準備
また、滑り止めマットを敷いたり、シャンプーを泡立てたり、お風呂にする洗面器、桶や容器、シャワーヘッド、細かい部分の洗い、濯ぎに使用するスポンジ、などの道具をシャンプーと一緒に、事前に洗い場に準備しましょう。
犬に安心感を与える方法
犬に安心感を与えるためには、リラックスできる環境を整えることが大切です。犬には常に包み込むような優しい声をかけながら行って下さい。
犬が落ち着きが無くても、決して叱ることの無いように心掛けて下さい。
他にも、犬が落ち着けるような音楽を流したりしても良いでしょう。
シャンプー中のストレスを軽減する方法
シャンプー中のストレスを軽減するためには、犬の体温を保ちながらシャンプーを行うことが重要です。室内でシャンプーを行なう場合は、濡れる事で体温を失いやすくなますので、室温を25°~27°程度に調整する事をお勧めします。
シャンプー後のケア方法
シャンプー後は、犬の体を十分に拭いてからドライヤーで乾かしましょう。この時のタウェリング=‟タオル等で水気をとる事”をしっかりと行なう事で、乾かす時にかかる時間を大幅に短縮できます。
ドライヤーで乾かしながらも、しばらくタオルなどで水気を取りながら行なうところがポイントです。
子犬の犬種ごとの注意点やシャンプーの違いについて

以下に代表的な犬種を例に挙げ、それぞれの注意点や違いについて解説します。
短毛種と長毛種での違い
短毛種は被毛が短いため、ブラッシング比較的容易に出来ますが、皮膚がデリケートな場合があるため、シャンプーの選び方には注意が必要です。一方で、長毛種はブラッシングの頻度が多くなり、ブラッシングの難易度がたかまり、被毛も絡まりやすくお手入れに時間と手間がかかる場合があります。
大型犬と小型犬での違い
大型犬は体が大きいため、シャンプー場所や道具の準備には十分なスペースが必要です。また、重い犬を持ち上げる際には、飼い主様も腰等を痛めたりしないようにする注意が必要です。
一方、小型犬は体が小さいため、シャンプーに必要なシャンプー剤の量や水の量も少なくて済みますが、洗う場所や、洗い方によっては、飼い主様がかがむ時間が増えるので、ときおりストレッチを行なうようにして、腰等を痛めないように注意して下さい。
皮膚にトラブルがある場合
皮膚トラブルがある場合には、専門の獣医師に相談してからシャンプーを行うことが大切です。
また、シャンプー剤も肌トラブルに合わせて選ぶ必要があります。
子犬シャンプーでよくある失敗とその対処法

事前によくある失敗について理解することで、子犬のシャンプーの失敗を未然に防ぐことができるので、確認しておくことをおすすめします。
子犬シャンプーの洗い残しや、洗浄後の濯ぎが不十分の場合の対処法
子犬のシャンプーでは、シャンプーを長時間かけて洗浄する事はお勧めしません。汚れの気になる部位を先に濯ぎ、出来るだけ濯ぎの段階で気になる汚れを流し落とすようにしましょう。
その上で、汚れの気になるところは、やや濃いめのシャンプーで洗浄するようにして下さい。
シャンプーの頻度、シャンプー中の力加減によるトラブルへの対処法
子犬のシャンプーは、頻繁に行いすぎると、皮膚や被毛に負担をかけることがあります。また、洗う時に力を入れすぎたり、強くこすることで、皮膚を傷つけたり、被毛を傷めたりすることがあります。
そのため、シャンプーの頻度や強さには注意が必要です。シャンプーは1週間に1回程度にとどめ、洗浄はやさしく、力を入れないように、泡を被毛に乗せ、馴染ませるようにやさしく行なうようにします。
トリミングサロンや病院でのシャンプーについての注意点
トリミングサロンや病院でのシャンプーでは、子犬の健康状態や個性を考慮して、専門家が適切なシャンプーを行います。しかし、子犬にとっては環境が変わることがストレスになることがある事を理解しましょう。
子犬の扱いに慣れた所を事前にリサーチすることも大事なことの一つになります。
子犬のシャンプーでよくある問題と対策
子犬のシャンプーでは、特有の問題が発生することがあります。これらの問題を事前に理解し、適切な対策を講じることが重要です。水を怖がる場合
多くの子犬は初めての水に恐怖を感じます。無理に押さえつけるのではなく、徐々に水に慣れさせることが重要です。 最初は濡れタオルから始め、次に少量の水、そして徐々にシャワーへと段階的に慣れさせます。ポジティブな体験となるよう、優しい声かけとご褒美を活用します。皮膚トラブルの発生
子犬の敏感な皮膚では、わずかな刺激でも皮膚トラブルが発生する可能性があります。赤み、かゆみ、発疹などの症状が現れた場合は、直ちに使用を中止し、獣医師に相談します。 awamizのような低刺激シャンプーを使用することで、皮膚トラブルのリスクを最小限に抑えることができます。体温調節の問題
子犬は体温調節が未熟なため、シャンプー中の体温低下に注意が必要です。室温の管理、適切な水温、速やかな乾燥が重要です。震えや元気がなくなるなどの症状が見られた場合は、直ちにシャンプーを中止し、体を温めます。トリマーに聞く!子犬のシャンプーに関するQ&A

Q.子犬がシャンプーを嫌がる理由とその対処法
A.子犬がシャンプーを嫌がる理由は、初めての場所や、水に濡れる初めての経験、安心できる場所から離れること、シャンプー液や、水が、目や鼻に入ることによるストレスなどが挙げられます。対処法としては、無理に行なわないこと。やさしく声をかけながら、怖くない事を伝える事です。
いきなりアクションを起こすのではなく、全ての工程を少しづづ、徐々に行う事です。
力任せに嫌がる事をしたり、叱ったりしないようにしましょう。
まずは、心を穏やかに、環境を整える事が重要です。
シャンプー前に、犬のブラッシングをして、シャンプーに必要な道具等、環境の事前準備をしておきましょう。
いきなりシャワーの音を聞かせたり、水につけたりしないで、少しづつ、やさしく声をかけながら行うようにしましょう。
シャンプーが心地よく、気持ちの良い事だと思ってもらえるように、繰り返しトレーニングする事を、一緒に楽しんでみましょう。
Q.オーガニックシャンプーの効果と選び方
A.オーガニックシャンプーは、天然由来の成分を使用しているため、子犬の敏感な皮膚にもやさしいとされています。また、合成界面活性剤などを含まないため、皮膚に負担をかけず、自然な保湿力を保つことができます。
オーガニックシャンプーを選ぶ際には、子犬にも適したものを選び、配合成分を確認し、刺激の強い成分が含まれていないかを確認することが大切です。
Q子犬のシャンプーでノミ・ダニは駆除できるの?
A.子犬のシャンプーは、ノミやダニを駆除するための対策の一つではありますが、完全な駆除効果を期待することはできません。駆除効果を高めるためには、専用のノミ・ダニ駆除剤を含むシャンプーや、飲み薬や投薬を使用する必要があります。
シャンプー中に発見した場合は、その場所に隠れていたりする場合がありますので、中性洗剤や、熱湯により、その場所を消毒する必要があります。
他にも、何時も使っているベッドや、ブランケットなどは、洗濯して、出来れば乾燥機で熱を加えて処置する、または処分するようにしましょう。
ダニは、皮膚に咬みつき吸血しています。
犬の皮膚にダニを発見した場合は、無理に指やピンセットで取ったりせず、ダニを潰したりしないようにして下さい。
ダニは、人間にも感染する感染症の病気を持っている可能性があります。ノミ・ダニ等の外部寄生虫がいた場合は、速やかに獣医師に相談して下さい。
また、お部屋全体を隈なくお掃除されることをお勧めします。
まとめ
子犬のシャンプーは、生後2ヶ月頃から始めることができますが、必要以上に頻繁に行わないように注意が必要です。シャンプー前にはブラッシングをすることで、毛玉や汚れを取り除くことが大切です。
また、犬種によってはシャンプーのやり方や頻度が異なるため、注意が必要です。
シャンプー中は犬に安心感を与えるようにし、シャンプー後にはしっかりと乾かし、冷えないようにケアすることが大切です。トリマーがおすすめするシャンプーの選び方や注意点も覚えておくと良いでしょう。
不安な事があればトリマーや獣医師に相談するようにしましょうね。
犬の気持ちを大切にしたケアを、選びたい方へ
犬の行動やしぐさには、必ず理由があります。
それは「わがまま」や「問題行動」ではなく、気持ちを伝えるためのサインであることも少なくありません。
awamiz(アワミズ)は、犬を「コントロールする存在」ではなく、 気持ちを理解し、寄り添う家族として向き合うことから生まれたドッグケアブランドです。
洗うこと、触れること、声をかけること。
毎日の何気ないケアの時間が、犬にとって安心できる体験になるよう、
刺激をできるだけ減らし、続けられる設計を大切にしています。
※犬種・年齢・ライフステージを問わず使える設計です。