愛犬のシャワーを適切に行う事で、匂いや皮膚トラブルを防止できたり、花粉を持ち込みづらくなったりなど多くのメリットがあります。
この記事では、トリマーさんに聞いた自宅での犬のシャワーのコツについてご紹介いたします。
犬のシャワーの前にやっておくとよい事!コツをご紹介
散歩や運動をさせる
犬は運動不足になるとストレスや不安を感じることがあります。
運動不足を解消する方法として、毎日のお散歩や広場でのボール投げなど、飼い主とのスキンシップが重要です。
これにより、犬の心身が安定し、体内の血流も良くなり、皮膚や被毛のコンディションも向上します。また、運動や散歩の後には、身体についた汚れや埃を落とすためにブラッシングやシャワーで洗い流し、清潔を保つことが大切です。
ただし、犬の体調、年齢、季節、気温などに応じて、散歩や運動の時間帯や運動量を調整する必要があります。
犬の体をブラッシングする
ブラッシングは、犬の被毛のもつれや毛玉を解消し、汚れや埃を取り除き、臭いを軽減する効果的な方法です。自宅で犬のシャンプーを行う際に、毛がたくさん抜けることがありますが、事前のブラッシングによってこれを予防し、片付けの手間を減らすことができます。
また、シャワー前にブラッシングをすることで、犬とのコミュニケーションを増やし、飼い主とペットの絆を深めることもできます。
犬の爪の長さを確認する
ブラッシングの際などに、犬の爪が伸びすぎていないか確認しましょう。
爪が伸びすぎていると、爪が障害物に引っ掛かりやすくなり、犬が怪我をする原因になります。事前に爪の状態の確認をしておく事はとても大切なことです。
犬のシャワーの準備方法とは?
自宅での犬のシャワーに最適な場所は”お風呂場”です。
室内は、天気や気温などの影響が少ない事、野外と違って逃走のリスクも少なくなり、シャンプーをする場所としては最適な環境といえます。
さっそくお風呂場の準備をしていきましょう。
犬が滑らないようにマットを敷く
犬が滑らないように、お風呂用マットを敷くことをおすすめしております。そうすることで思わぬケガの防止になります。
マットが無い場合は、バスタオルなどを敷いておくのも良いと思います。
他にもお風呂にペット用のバスタブを別で用意して、安全にシャワーをする方法もおすすめです。
シャンプー、タオル、ブラシを用意する
犬のシャワーの前に、シャンプー、コンディショナー、タオル、ブラシを用意しておくことでスムーズにお風呂場でのシャンプーを行う事ができます。
犬のシャンプーは人間用ではなく、犬用シャンプーを用意しましょう。
犬用のシャンプーは、犬の皮膚にやさしい成分で作られており、人間用と比較して刺激が少ないです。犬独特の 臭いも防ぐ事ができるので、犬用のシャンプーを利用することが大切です。
犬のシャワーの方法
次に犬のシャワーの仕方・方法を簡単に説明していきます。
季節や気温、環境によって調節する必要がありますので、
自宅でのシャワーが初めてで不安な場合はトリマーさんに相談してみることもおすすめです。
犬が慣れるまで、優しく声をかける
お風呂場に犬を入れたら、犬が落ち着くまではゆっくり待つ事をおすすめします。
優しく声かけをしたり、少し遊んであげて、リラックスさせましょう。
水温を確認し、犬が快適な温度に調整する
犬のシャワーの最適な温度は、37度~39度程度がおすすめです。人にとっては少しぬるいと感じるくらいが、犬が心地よく感じる温度になってます。
犬は、皮膚が敏感で弱く、体温調節が苦手な動物なので、温度管理は重要です。
また、湯気は心肺機能に影響を与える場合がありますので、温度調整と同時に室温も調整し、湯気が立ちにくくする事をおすすめします。
シャワーは足元からかける
犬へシャワーのお湯をかける時は、水圧を弱めにして、ゆっくりと、徐々に、足元やお尻からかけるようにしましょう。そうすることで犬も驚かず、おちついてシャワーを浴びてくれるようになります。シャンプーを泡立てて、犬に優しくマッサージする
シャンプーは細かい泡でしっかり洗うことが大切です。シャンプー原液にお湯を5倍から10倍程度加え、スポンジを使って泡立てるのが良いです。泡は濃く、コシのある弾力のあるものがおすすめです。
泡立てる際は、汚れや犬の状態に応じて調整しましょう。
シャンプーを流す
シャワー後、犬の体から余分な水分を優しく拭き取るために、乾いたタオルを使用しましょう。タオルで拭く際は、頭部から首元、背中からお腹、お尻から尾、四肢、肢先まで、軽く揉むように拭き取ります。被毛の流れに沿って、毛をかき分けながら、根本までタオルを当てるようにしてください。
これにより、乾かす時間を短縮できます。
犬を乾かす
犬をシャワーで洗った後、ドライヤーを使って全身を乾かす際の注意点です。➊ドライヤーの温度設定を低温にしましょう。
犬の皮膚や被毛を守るために、低温設定を使用しましょう。
❷ドライヤーは風力のあるものを選びましょう
犬から約30㎝離した位置から風を当てましょう。
❸均等に素早く乾かしましょう
❹温度に注意しましょう
❺乾かす順序に気をつけましょう
犬のシャンプーの選び方
次にシャンプーの選び方をご紹介いたします!
犬の皮膚や毛質に合ったものを選ぶ
犬の種類やタイプ、毛質や皮膚の状態に合わせて、適切なシャンプーを選ぶことが大切です。
例えば、敏感肌の犬には刺激の少ないシャンプーを、長毛種の犬には毛玉を出来にくくする成分が配合されたシャンプーを選ぶと良いでしょう。また無香料で低刺激のものを選ぶ事をおすすめします。
安全性の高いものから選ぶ
信頼できるブランドの製品が必ずしも安全性が高いとは限りません。
量産タイプの製品は、品質基準を満たしていても、不必要な成分が含まれていたり、保存料や、酸化防止剤、合成着色料などが多く含まれている傾向があります。
ペット用のシャンプーは人間のシャンプーと異なり、各社の判断で必要に応じて最低限の原料を表記している事もあります。
シャンプーは、飼い主の手にも触れますし、より良いシャンプーを選ぶことは大切です。出来るだけナチュラルで、高機能なシャンプーを、信頼できる商品を選ぶようにしましょう。
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