犬のシャワーはどうしたらいい?愛犬が喜ぶ自宅でのシャワーの方法やコツをご紹介!

愛犬の健康を保つために、自宅でシャワーをしたいけど…やり方がわからないという方は多いのではないでしょうか?

愛犬のシャワーを適切に行う事で、匂いや皮膚トラブルを防止できたり、花粉を持ち込みづらくなったりなど多くのメリットがあります。


この記事では、トリマーさんに聞いた自宅での犬のシャワーのコツについてご紹介いたします。

Your Petia所属 プロトリマー

Goichi Takemura

トリマー歴:25年| 店舗店長、商品バイヤー、総合管理職を経験。現在は、トリミングサロン部門の企画管理全般及びプロトリマーの育成、技術指導を中心に活躍中。トリミングの知識と、ペット関連商品の知識を活かして、ペットとオーナー様の幸せの為に少しでもお力添え出来るように、安心、安全をテーマに取組んでいます。

犬のシャワーの前にやっておくとよい事!コツをご紹介

シャワー前にブラッシングを飼い主から受ける犬

散歩や運動をさせる

犬は運動不足になるとストレスや不安を感じることがあります。
運動不足を解消する方法として、毎日のお散歩や広場でのボール投げなど、飼い主とのスキンシップが重要です。

これにより、犬の心身が安定し、体内の血流も良くなり、皮膚や被毛のコンディションも向上します。また、運動や散歩の後には、身体についた汚れや埃を落とすためにブラッシングやシャワーで洗い流し、清潔を保つことが大切です。
ただし、犬の体調、年齢、季節、気温などに応じて、散歩や運動の時間帯や運動量を調整する必要があります。

犬の体をブラッシングする

ブラッシングは、犬の被毛のもつれや毛玉を解消し、汚れや埃を取り除き、臭いを軽減する効果的な方法です。
自宅で犬のシャンプーを行う際に、毛がたくさん抜けることがありますが、事前のブラッシングによってこれを予防し、片付けの手間を減らすことができます。
また、シャワー前にブラッシングをすることで、犬とのコミュニケーションを増やし、飼い主とペットの絆を深めることもできます。

プロトリマーTakemuraさん

監修者のワンポイントアドバイス

毛玉があるとシャンプー剤が毛の中に入りにくくなったり、犬の皮膚を傷つけたり、かゆみを引き起こしたりする原因となります。 換毛期にはブラッシングを行うことで無駄な下毛を取り除き、抜け毛の問題を軽減し、毛艶と皮膚の状態が安定しやすいです。
力を入れて絡んだ毛を引っ張るのは避け、毛が皮膚から引っ張られないように注意しましょう。絡んだ毛を根本から少しずつ解いていく優しいブラッシングが重要です。
優しいブラッシングは犬にとって気持ちが良く、皮膚や被毛のトラブルを減らすので、定期的に行うことがおすすめです。

犬の爪の長さを確認する

 ブラッシングの際などに、犬の爪が伸びすぎていないか確認しましょう。
爪が伸びすぎていると、爪が障害物に引っ掛かりやすくなり、犬が怪我をする原因になります。事前に爪の状態の確認をしておく事はとても大切なことです。

プロトリマーTakemuraさん

監修者のワンポイントアドバイス

また、爪が伸びすぎると、爪が折れてしまったり、肉球に刺さってしまう事もありますので、犬の爪を適切な長さに切り、維持する事は、飼い主の責任において重要な事です。

犬の爪は、どこまで切って良いかわかり辛いので、プロのトリマーさんや、動物病院で定期的に切ってもらうとよいと思います。

犬のシャワーの準備方法とは?

シャワーをしてもらって嬉しそうな犬

自宅での犬のシャワーに最適な場所は”お風呂場”です。

室内は、天気や気温などの影響が少ない事、野外と違って逃走のリスクも少なくなり、シャンプーをする場所としては最適な環境といえます。

さっそくお風呂場の準備をしていきましょう。

犬が滑らないようにマットを敷く

犬が滑らないように、お風呂用マットを敷くことをおすすめしております。そうすることで思わぬケガの防止になります。
マットが無い場合は、バスタオルなどを敷いておくのも良いと思います。

他にもお風呂にペット用のバスタブを別で用意して、安全にシャワーをする方法もおすすめです。

シャンプー、タオル、ブラシを用意する

犬のシャワーの前に、シャンプー、コンディショナー、タオル、ブラシを用意しておくことでスムーズにお風呂場でのシャンプーを行う事ができます。
犬のシャンプーは人間用ではなく、犬用シャンプーを用意しましょう。


犬用のシャンプーは、犬の皮膚にやさしい成分で作られており、人間用と比較して刺激が少ないです。犬独特の 臭いも防ぐ事ができるので、犬用のシャンプーを利用することが大切です。

犬のシャワーの方法

犬のシャワーの方法とは?

次に犬のシャワーの仕方・方法を簡単に説明していきます。


季節や気温、環境によって調節する必要がありますので、

自宅でのシャワーが初めてで不安な場合はトリマーさんに相談してみることもおすすめです。

犬が慣れるまで、優しく声をかける

お風呂場に犬を入れたら、犬が落ち着くまではゆっくり待つ事をおすすめします。

優しく声かけをしたり、少し遊んであげて、リラックスさせましょう。

水温を確認し、犬が快適な温度に調整する

犬のシャワーの最適な温度は、37度~39度程度がおすすめです。人にとっては少しぬるいと感じるくらいが、犬が心地よく感じる温度になってます。

犬は、皮膚が敏感で弱く、体温調節が苦手な動物なので、温度管理は重要です。

また、湯気は心肺機能に影響を与える場合がありますので、温度調整と同時に室温も調整し、湯気が立ちにくくする事をおすすめします。

シャワーは足元からかける

犬へシャワーのお湯をかける時は、水圧を弱めにして、ゆっくりと、徐々に、足元やお尻からかけるようにしましょう。そうすることで犬も驚かず、おちついてシャワーを浴びてくれるようになります。

プロトリマーTakemuraさん

監修者のワンポイントアドバイス

慣れていない場合は、シャワーの水温に驚いてしまったり、水圧を嫌がる場合がありますので、湯桶、洗面器等を 用意し活用して、少しづつ水に慣らすと良いでしょう。 シャワーのコントロールが難しい場合は、手や、湯桶、スポンジにお湯を含ませてゆすぐ方法も試してみると良いと思います。 目元には、目ヤニが硬くなって付着している場合もありますので、頭部をゆすぐ際には、目頭付近に十分な水分を含ませておくことをお勧めします。 シャンプーの終盤にはふやけて取り易くなるので、目ヤニが気になる場合は、予めふやかす準備をしましょう。
また頭にシャワーをあてる際は、顔に最初からかからないように、後頭部にシャワーを軽く押し当てる形で行い、少しづつかけていくようにします。
シャワーヘッドを手の平で包み込み、水流を弱めて行なうと、水栓の調整をしなくても、手元で調節できるので、試して見て下さい。
注意点として、犬の目にシャワーの水流が直接当たるのは目を痛める原因になります。

シャンプーを泡立てて、犬に優しくマッサージする

シャンプーは細かい泡でしっかり洗うことが大切です。シャンプー原液にお湯を5倍から10倍程度加え、スポンジを使って泡立てるのが良いです。
泡は濃く、コシのある弾力のあるものがおすすめです。
泡立てる際は、汚れや犬の状態に応じて調整しましょう。

プロトリマーTakemuraさん

監修者のワンポイントアドバイス


泡立て用のスポンジは目の細かいものを使うと、きめ細かい泡が作れます。原液を直接かけたり、手で伸ばしても良いですが、全身に均等に広げるのには泡が安定しています。濃度の濃い部分はゆすぎに時間がかかったり、ゆすぎ残しを起こす可能性があるので、注意が必要です。耳、四肢先、お尻周りなど、皮脂や汚れの多い部位は、原液を手の平で軽く泡立てて、部分洗いを行なうと、仕上がりは断然良くなるのでお試しください。

シャンプーを流す

シャワー後、犬の体から余分な水分を優しく拭き取るために、乾いたタオルを使用しましょう。

タオルで拭く際は、頭部から首元、背中からお腹、お尻から尾、四肢、肢先まで、軽く揉むように拭き取ります。被毛の流れに沿って、毛をかき分けながら、根本までタオルを当てるようにしてください。
これにより、乾かす時間を短縮できます。

プロトリマーTakemuraさん

監修者のワンポイントアドバイス

ガシガシ拭いたり、毛の流れに逆らって拭いたりしないように注意しましょう。優しくタオルを押し当てるようにすることで、しっかり水分を取り除き、被毛が絡まりにくくなります。 被毛の密度が高い部位、特に顔、耳、四肢、四肢の先端は水分がたまりやすい部位です。こうした部位に特に注意を払い、指の間や肉球の間までしっかり水分を拭き取りましょう。

犬を乾かす

犬をシャワーで洗った後、ドライヤーを使って全身を乾かす際の注意点です。

➊ドライヤーの温度設定を低温にしましょう。

通常の家庭用ドライヤーでも、吹き出し口から出る温風は約100度以上になることがあります。
犬の皮膚や被毛を守るために、低温設定を使用しましょう。

❷ドライヤーは風力のあるものを選びましょう

風力があると水分が素早く飛び、乾かす時間を短縮できます。
犬から約30㎝離した位置から風を当てましょう。

❸均等に素早く乾かしましょう

皮膚に温風が当たると刺激になりますので、水分が取れたら速やかに次の部位に移動しましょう。

❹温度に注意しましょう

特に温風が犬の目に当たらないように注意しましょう。ドライヤーの音や風が犬にストレスを与えることがあるため、犬が落ち着いている状態で作業を進めましょう。

❺乾かす順序に気をつけましょう

ドライヤーを使用する場合、乾かす順序としては、お腹周りから始め、背中、尾、お尻、後ろの肢、胸周り、前肢、最後に顔周りを乾かす順序がおすすめです。顔周りは乾きにくいため、最後に乾かすと効果的です。

プロトリマーTakemuraさん

監修者のワンポイントアドバイス

犬が嫌がる場合や体調が悪い場合は、ドライヤーを使わず、室内で自然乾燥させることを検討しましょう。自然乾燥の場合でも、乾いた後にブラッシングを行い、絡んだ被毛を取り除くことを忘れずに行いましょう。 また、ドライヤーを使いながらブラシを使うと、乾燥時間を短縮し、仕上がりを良くすることができます。必要に応じて助け手をつけて作業しましょう。 プロのトリマーさんの場合は、優先的に顔から乾かす場合がありますが、これはお顔をキレイにカットできるように、お顔の被毛をしっかりと伸ばして乾かす必要がある為です。また、業務用のドライヤー等は、風圧もあり、風量調節、温度調節も容易で、ブラッシングの技術も高い為、仕上がりや、仕上がりまでの時間を非常に短くする事が出来ます。

犬のシャンプーの選び方

犬用シャンプーの選び方

次にシャンプーの選び方をご紹介いたします!

犬の皮膚や毛質に合ったものを選ぶ

犬の種類やタイプ、毛質や皮膚の状態に合わせて、適切なシャンプーを選ぶことが大切です。
例えば、敏感肌の犬には刺激の少ないシャンプーを、長毛種の犬には毛玉を出来にくくする成分が配合されたシャンプーを選ぶと良いでしょう。
また無香料で低刺激のものを選ぶ事をおすすめします。

安全性の高いものから選ぶ

信頼できるブランドの製品が必ずしも安全性が高いとは限りません。
量産タイプの製品は、品質基準を満たしていても、不必要な成分が含まれていたり、保存料や、酸化防止剤、合成着色料などが多く含まれている傾向があります。
ペット用のシャンプーは人間のシャンプーと異なり、各社の判断で必要に応じて最低限の原料を表記している事もあります。


シャンプーは、飼い主の手にも触れますし、より良いシャンプーを選ぶことは大切です。出来るだけナチュラルで、高機能なシャンプーを、信頼できる商品を選ぶようにしましょう。

プロトリマーTakemuraさん

監修者のワンポイントアドバイス

良いシャンプーを選ぶ際は、価格も判断基準の一つとなります。

一概には言えませんが、高級なシャンプー程、こだわった成分配合や、効能をもった商品が多く、実際に使ってみると、その差はあきらかかと感じます。

実際に使ってみて、それぞれの犬にあったシャンプーを見つけましょうね。

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