awamiz創業者の伊藤が新たに犬用和菓子ビジネスに挑戦していきます。
いつものワンちゃんコラムとは一味違う特集として、読者の皆様に知ってもらいたいという想いから、awamizコラム内で3回にわたってご紹介してまいります!
和菓子職人と起業家という、異なる業界で活躍する二人が、今まさに手を取り合い、世界に挑もうとしています。それぞれが持つ「日本の伝統技術」への強い想いを胸に、これからの世代に向けた熱いメッセージを伝えたい—そんな思いから今回の対談が実現しました。
対談では、起業を志す若者や、グローバル展開を目指す挑戦者たちに向けて、二人が持つビジョンや経験を分かち合いながら、テーマごとに掘り下げていきます。
今回のテーマは和菓子職人である青木さんへフューチャーする形で、私がインタビュアーとして話をすすめさせていただきます。
よろしくお願いします!
私は、100年の歴史を持つ和菓子店「紅谷」の4代目として職人の道を歩んでいます。
私が考える和菓子の魅力は、「お茶を引き立てる脇役」であり、「主役になるものではない」という点にあります。和菓子を食べることで、心が安らぎ、お茶との相性が一層深まります。
現代社会では、スーパーで年間を通じて同じ野菜を手に入れることができる便利さが進んでいますが、その反面、四季の移ろいを感じる機会が減ってきたように思います。
和菓子は、季節ごとの素材や行事に合わせて繊細に表現し、秋には栗を使ったり、節句にちなんだものを作ったりします。こうした和菓子を通じて、四季の移ろいを感じながら、ゆったりとした時間をお茶と共に楽しむことが、昔からの日本の伝統文化であると考えています。
▼和菓子職人:青木さん
私が4代目として家業を継ぐことになったのは、和菓子作りが昔から家族の生活の一部だったからです。
他の道を考えたことはなく、幼いころから「いつか継ぐだろう」と考えておりました。
大学時代に海外にいった際も自然と海外のお菓子をみたり、情報を収集していました。
大学卒業後、修業を経て、自分の作る和菓子に誇りを持つようになり、その伝統を守りながらも新しい挑戦をしていきたいと考えています。
▼和菓子職人:青木さん
和菓子の技術を学ぶために東京の「一幸庵」で修業しました。
自分は専門学校などを卒業していなかったため、旦那さんから和菓子の基本を叩き込んでいただきました。
修業では、「技術は教わるのではなく、見て盗む」という姿勢が重要でしたが、あんこの炊き方や和菓子の繊細な作り方など、ここまでこだわっているんだと大変驚いた事を覚えております。
先ほどお話した僕の信念「和菓子はお茶を引き立てるものであり、主役ではない」というのも、ここで教わったものです。
そういった和菓子に対しての考え方や向き合い方について繰り返し教わり、哲学を深く心に刻みました。
修業期間中、先輩や仲間たちとの生活もまた私の成長の一環であり、徒弟制度の厳しさと貴重さを体感しました。
自分の稼業に戻ってからは先代の父に教わりながら、技術を磨いております。
厳しい修業を経て僕が、特にこだわるのは、あんこ作り。小豆の質や炊き方によって味や食感が大きく変わり、特に「こしあん」は和菓子の命だと考えています。常に良いものを取り入れながらも、こうしたこだわりを持ち、和菓子作りを続けております。
▼和菓子職人:青木さん
私たちの和菓子店「紅谷」が100年続いているのは、先代から受け継いだ想いを守りつつも、常に時代に合わせた変化を取り入れながら、良いものを追求してきたからだと考えています。
「紅谷」は戦前に曽祖父によって地域に愛される和菓子店として開業しましたが、戦争によって一度焼失しました。
当時、甘いものは非常に貴重であったため、再開業の際には地域の方々を喜ばせたいという強い想いから、お店を再建したと聞いています。
その後、2代目である祖父は洋菓子職人の経験を持っていたため、新しい技術を取り入れながらも家業をつないでいきました。
父の代では、核家族化が進み、大きな菓子が食べられなくなってきたため、小包装のどらやきを発売しましたが、それは今は紅谷の看板和菓子となっております。紅谷は常に、時代の変化に対応してきました。
「紅谷」では、伝統を大切にしながらも、微妙な調整を加え続け、時代に合ったお菓子作りを心がけています。
私自身も、父から「やりたいようにやっていいよ」と言われていることから、自分の仕事に誇りを持ちながらも、常に研究と挑戦を続けています。
▼和菓子職人:青木さん
和菓子業界の最大の課題は、発信力の不足だと感じています。
伝統的な技術や文化が薄れてしまい、若い世代にもその魅力が伝わっていない現状があります。
また、和菓子職人を目指す学生が少ないことも問題です。もっと広く、和菓子の魅力を伝え、興味を持ってもらう努力が必要だと思っています。 和菓子職人が発信力を持てていない現状があり、若い世代の間では和菓子の認知度が低下していると感じています。
実情としても、専門学校で和菓子を学ぶ学生は全体の1割程度まで減少しています。
和菓子職人になりたい!という人が減ってきていると、後継者問題にも直結し、文化も衰退していきます。
このような状況は、和菓子業界全体にとって大きな課題であると思っております。
例えば、お月見って、月の美しさを眺めながら、お月見団子を食べて自然の美しさや収穫の感謝を表す文化的な行事だったんです。
そういったものを、Z世代や、若者に対しても私たち職人自身がもっと積極的に発信し、和菓子の魅力を広めていく必要があると考えています。
▼和菓子職人:青木さん
私の未来へのビジョンとして、和菓子を世界中に広めることを目指しています。
和菓子はもともと中国から伝わったお菓子で、日本人の味覚に合わせて進化してきました。私は、各国の素材を使いながら、その国の文化に合った新しいお菓子を創り出していきたいと考えています。
また、海外の人々に和菓子の魅力を伝える機会を増やしていきたいと思っています。
現地の文化や素材を取り入れた和菓子を作ることで、より多くの人々に日本の伝統を知ってもらえると信じています。たとえば、スペイン料理とのコラボレーションや、さまざまなイベントを通じて、和菓子の新たな可能性を探求したいと考えています。
最終的には、和菓子を通じて「侍魂」を伝え、海外に店舗を持つことが私の夢です。
和菓子が持つ繊細さと奥深さを世界に広め、日本文化の素晴らしさを伝えていけるよう、引き続き努力していきます。
今回の対談は以上です。
青木さんの情熱とビジョンは、和菓子業界に新たな風を吹き込むことでしょう。日本の伝統文化を守りつつ、未来に向けた挑戦を続ける彼の姿勢に、これからも注目していきたいと思います。
世界的に有名な和菓子職人である一幸庵で修業を積み、和菓子の技術と精神を磨いた。
活動は茶道のお菓子にとどまらず、新商品の開発や様々なイベントとのコラボも行っている。
和菓子の伝統を日本に残していきたいという想いから、和菓子を通して日本文化を発信し続けている。
2020年にウォーターデザインジャパンを共同創業し、革新的なウルトラファインバブル技術で、数多くのグローバルアワードを受賞。現在は、犬用シャンプーブランド「awamiz」を通じて、日本の技術を世界に発信し、次世代のリーダーとして注目されている。
いつものワンちゃんコラムとは一味違う特集として、読者の皆様に知ってもらいたいという想いから、awamizコラム内で3回にわたってご紹介してまいります!
和菓子職人と起業家という、異なる業界で活躍する二人が、今まさに手を取り合い、世界に挑もうとしています。それぞれが持つ「日本の伝統技術」への強い想いを胸に、これからの世代に向けた熱いメッセージを伝えたい—そんな思いから今回の対談が実現しました。
対談では、起業を志す若者や、グローバル展開を目指す挑戦者たちに向けて、二人が持つビジョンや経験を分かち合いながら、テーマごとに掘り下げていきます。
【日本の技術を世界へ】老舗4代目和菓子職人と若手起業家の対話:和菓子への想い、後継者問題と事業への情熱について
▼awamiz創業者:伊藤さん今回のテーマは和菓子職人である青木さんへフューチャーする形で、私がインタビュアーとして話をすすめさせていただきます。
よろしくお願いします!
100年続く和菓子店「紅谷」と和菓子の魅力について
ー伊藤さん:「日本の技術を世界へ広めたい」というビジョンについてまずは青木さんについてお聞かせください。
▼和菓子職人:青木さん私は、100年の歴史を持つ和菓子店「紅谷」の4代目として職人の道を歩んでいます。
私が考える和菓子の魅力は、「お茶を引き立てる脇役」であり、「主役になるものではない」という点にあります。和菓子を食べることで、心が安らぎ、お茶との相性が一層深まります。
現代社会では、スーパーで年間を通じて同じ野菜を手に入れることができる便利さが進んでいますが、その反面、四季の移ろいを感じる機会が減ってきたように思います。
和菓子は、季節ごとの素材や行事に合わせて繊細に表現し、秋には栗を使ったり、節句にちなんだものを作ったりします。こうした和菓子を通じて、四季の移ろいを感じながら、ゆったりとした時間をお茶と共に楽しむことが、昔からの日本の伝統文化であると考えています。
-伊藤さん:なるほど、和菓子の役割についての考え方がとても興味深いです。青木さんが和菓子職人として家業を継ぐことになった経緯や、その際の心境についてお聞かせいただけますか?
▼和菓子職人:青木さん
私が4代目として家業を継ぐことになったのは、和菓子作りが昔から家族の生活の一部だったからです。
他の道を考えたことはなく、幼いころから「いつか継ぐだろう」と考えておりました。
大学時代に海外にいった際も自然と海外のお菓子をみたり、情報を収集していました。
大学卒業後、修業を経て、自分の作る和菓子に誇りを持つようになり、その伝統を守りながらも新しい挑戦をしていきたいと考えています。
厳しい修業で学んだ”本物の和菓子”
-伊藤さん:「一幸庵」にて4年間修業をされたとのことですが、どのような事を学びましたか?
▼和菓子職人:青木さん
和菓子の技術を学ぶために東京の「一幸庵」で修業しました。
自分は専門学校などを卒業していなかったため、旦那さんから和菓子の基本を叩き込んでいただきました。
修業では、「技術は教わるのではなく、見て盗む」という姿勢が重要でしたが、あんこの炊き方や和菓子の繊細な作り方など、ここまでこだわっているんだと大変驚いた事を覚えております。
先ほどお話した僕の信念「和菓子はお茶を引き立てるものであり、主役ではない」というのも、ここで教わったものです。
そういった和菓子に対しての考え方や向き合い方について繰り返し教わり、哲学を深く心に刻みました。
修業期間中、先輩や仲間たちとの生活もまた私の成長の一環であり、徒弟制度の厳しさと貴重さを体感しました。
自分の稼業に戻ってからは先代の父に教わりながら、技術を磨いております。
厳しい修業を経て僕が、特にこだわるのは、あんこ作り。小豆の質や炊き方によって味や食感が大きく変わり、特に「こしあん」は和菓子の命だと考えています。常に良いものを取り入れながらも、こうしたこだわりを持ち、和菓子作りを続けております。
100年続いた家業への誇りと家族の絆
伊藤さん:紅谷が100年も続いている理由についてお聞かせください。
▼和菓子職人:青木さん
私たちの和菓子店「紅谷」が100年続いているのは、先代から受け継いだ想いを守りつつも、常に時代に合わせた変化を取り入れながら、良いものを追求してきたからだと考えています。
「紅谷」は戦前に曽祖父によって地域に愛される和菓子店として開業しましたが、戦争によって一度焼失しました。
当時、甘いものは非常に貴重であったため、再開業の際には地域の方々を喜ばせたいという強い想いから、お店を再建したと聞いています。
その後、2代目である祖父は洋菓子職人の経験を持っていたため、新しい技術を取り入れながらも家業をつないでいきました。
父の代では、核家族化が進み、大きな菓子が食べられなくなってきたため、小包装のどらやきを発売しましたが、それは今は紅谷の看板和菓子となっております。紅谷は常に、時代の変化に対応してきました。
「紅谷」では、伝統を大切にしながらも、微妙な調整を加え続け、時代に合ったお菓子作りを心がけています。
私自身も、父から「やりたいようにやっていいよ」と言われていることから、自分の仕事に誇りを持ちながらも、常に研究と挑戦を続けています。
和菓子業界の課題:後継者問題など
-伊藤さん:確かに、伝統を守りながらも現代に合った形で発信していくことは重要ですね。今課題に思っていることは何でしょうか?
▼和菓子職人:青木さん
和菓子業界の最大の課題は、発信力の不足だと感じています。
伝統的な技術や文化が薄れてしまい、若い世代にもその魅力が伝わっていない現状があります。
また、和菓子職人を目指す学生が少ないことも問題です。もっと広く、和菓子の魅力を伝え、興味を持ってもらう努力が必要だと思っています。 和菓子職人が発信力を持てていない現状があり、若い世代の間では和菓子の認知度が低下していると感じています。
実情としても、専門学校で和菓子を学ぶ学生は全体の1割程度まで減少しています。
和菓子職人になりたい!という人が減ってきていると、後継者問題にも直結し、文化も衰退していきます。
このような状況は、和菓子業界全体にとって大きな課題であると思っております。
例えば、お月見って、月の美しさを眺めながら、お月見団子を食べて自然の美しさや収穫の感謝を表す文化的な行事だったんです。
そういったものを、Z世代や、若者に対しても私たち職人自身がもっと積極的に発信し、和菓子の魅力を広めていく必要があると考えています。
日本の文化を世界に発信
-伊藤さん:今後のビジョンについて教えてください。
▼和菓子職人:青木さん
私の未来へのビジョンとして、和菓子を世界中に広めることを目指しています。
和菓子はもともと中国から伝わったお菓子で、日本人の味覚に合わせて進化してきました。私は、各国の素材を使いながら、その国の文化に合った新しいお菓子を創り出していきたいと考えています。
また、海外の人々に和菓子の魅力を伝える機会を増やしていきたいと思っています。
現地の文化や素材を取り入れた和菓子を作ることで、より多くの人々に日本の伝統を知ってもらえると信じています。たとえば、スペイン料理とのコラボレーションや、さまざまなイベントを通じて、和菓子の新たな可能性を探求したいと考えています。
最終的には、和菓子を通じて「侍魂」を伝え、海外に店舗を持つことが私の夢です。
和菓子が持つ繊細さと奥深さを世界に広め、日本文化の素晴らしさを伝えていけるよう、引き続き努力していきます。
まとめ
今回の対談は以上です。
青木さんの情熱とビジョンは、和菓子業界に新たな風を吹き込むことでしょう。日本の伝統文化を守りつつ、未来に向けた挑戦を続ける彼の姿勢に、これからも注目していきたいと思います。
<和菓子職人 青木龍之介 プロフィール>
青木龍之介は、100年以上続く「青山紅谷」の4代目和菓子職人。世界的に有名な和菓子職人である一幸庵で修業を積み、和菓子の技術と精神を磨いた。
活動は茶道のお菓子にとどまらず、新商品の開発や様々なイベントとのコラボも行っている。
和菓子の伝統を日本に残していきたいという想いから、和菓子を通して日本文化を発信し続けている。
<女性起業家 伊藤夏美 プロフィール>
伊藤夏美は、アメリカ・ペンシルバニア州で学位を取得後、ITベンチャーや外資系SaaS企業でマーケティング戦略をリード。2020年にウォーターデザインジャパンを共同創業し、革新的なウルトラファインバブル技術で、数多くのグローバルアワードを受賞。現在は、犬用シャンプーブランド「awamiz」を通じて、日本の技術を世界に発信し、次世代のリーダーとして注目されている。
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